平成26年、我が家にダウン症の娘が生まれました。
生まれて間もない、その小さな体には、たくさんの線が繋がれ、その先には大きな医療機器と、単調な機械音。
抱っこもさせてもらえない、会うこともままならない状況が続きました。
時間だけが過ぎていく中、医療に関しては、病院の先生を信頼し、託すしかないと思うようになりました。
でも、お金は? 病院代だけじゃない、一生にかかるお金の事。これは・・・主人に任せよう。
じゃあ、私は? 何が出来る? 何がしたい?
この子の人生を生きやすく、楽しいものにしてあげたい。
自分の想いに気が付いた時から、私と娘の二人三脚が始まりました。
まずは同じ世界を知ること、そう思い、いろいろな療育施設を指導員として、保護者として、見て回りました。
一方で、ネットや本を読みあさり、いいと思うことは片っ端から試しました。
障がいによって、違う視点で見ることが大切だと実感し、それぞれの障がいに特化したものを探すため、電車や飛行機に乗って、様々な研修やセミナーに参加しました。
そして、やっと、その知識や経験から得たことを、多くの悩んでいる保護者の方々に、分けてあげられると思い、Nauluを立ち上げました。
熱い想いの詰まった施設です。どんな悩み事でも、必死で考え、答えを出していきたいと考えています。
障がいがあっても、出来ることはたくさんあります。
職員、一人ひとりが同じ目標を持ち、同じ想いでぶつかっていきます。
どうか諦めないで、私たちに声をかけてください。