今回の療育課題は…
新聞紙を両手でギュっギュっと丸めてバケツに入れまーす
バケツがいっぱいになったら…
シャワーみたいに降ってくる~
子どもたちはシャワーみたいに降ってくる新聞ボールに
とっっっても楽しそうでした
さて、そんな課題の中で
いくつの
隠れ要素や
工夫をみつけられましたか?
例えば…その①
新聞紙の
サイズを少し大きめにすることで両手の手のひらを大きく広げて新聞を丸めようとします。
すると手のひらの内側の筋肉を使うきっかけになり、今後の生活内での
道具操作をする手の準備になります。
例えば…その②
バケツを
やや高い位置にセッティングすることで、背伸びをして新聞ボールを入れることになります。
すると背中の筋肉を使って、背筋を伸ばした状態での運動要素が生まれ、今後の生活内で
背筋を伸ばしての立位や座位の準備になります。
例えば…その③
バケツから新聞ボールがこぼれ落ちないように
そーーーっと乗せます。
すると新聞ボールが落ちないようにするにはどこに乗せればよいかをよーーーく見て、目的に
注目し続ける時間が増えます。そーーーっと乗せることで
力加減を経験できます。
例えば…その④
新聞ボールのシャワーが降るときに
カウントダウン。
するとこれから起きることへの期待をしながら
”待つ”、他者のペースに合わせる
社会性の経験ができます。
今回の例えば…はほんの一部
この他にもまだまだ数えきれないくらいの要素や工夫が隠れています
日常生活内で毎日行っていることや遊びでも
ちょっとした環境設定や関わり方の工夫をすることで
発達や生活の準備につながるものがたくさんあります
こんな素敵な笑顔の中でそんな要素を経験出来たらみんなも嬉しいですね